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Next.jsエンジニアのスキルシートの書き方|面談で評価される実績の見せ方

公開 2026-10-29 監修:株式会社エージェントベスト

Next.jsエンジニアのスキルシートは、使った版とルーター、ページの描画方式、配信先を「構成」としてひとまとまりで書き、そのうえで構成・データ・キャッシュ・移行のどこで自分が判断したかを書き分けるのが基本です。Next.jsは版やルーターで設計の考え方が大きく変わるため、「Next.js使用」とだけ書くと、読み手は経験の中身を推し量れません。

全体の構成はスキルシートの基本で解説しています。Reactの画面の作り方に関する書き方はReactのスキルシートの記事にまとめているので、この記事ではNext.jsに固有の書き方に絞って説明します。

技術欄は「構成」として4点をそろえる

Next.jsの経験を書くとき、読み手が最初に知りたいのは「どんな構成で動くアプリを扱っていたか」です。次の4点をプロジェクトごとにそろえて書きます。

項目書き方の例
版Next.js 14→16、15(保守中心)
ルーターApp Router、Pages Router、両方が混在(移行中)
描画方式事前生成が中心、リクエスト時の描画が中心、両方を組み合わせ
配信先ホスティングサービス、Node.jsのサーバー、コンテナ、静的な書き出し

版は、始めた時点と終えた時点の両方を書くと、版上げに関わったかどうかが伝わります。Next.jsの公式のサポート方針では、2026年10月時点で16.xがActive LTS、15.xがMaintenance LTS、14.x以前はサポート対象外です。サポート外の版を扱っていた場合も、そのまま正確に書きましょう。古い版の保守や移行の案件では、むしろ判断材料になります。

ルーターは、公式ドキュメントでApp Routerが「新しいルーター」、Pages Routerが「従来のルーターで引き続きサポートされているもの」と説明されている2種類です。どちらを使ったか、混在していたかで経験の中身が違うため、書き分けてください。

配信先は、公式ドキュメントで挙げられているNode.jsのサーバー、コンテナ、静的な書き出し、各プラットフォーム向けの配信のどれだったかを書きます。静的な書き出しでは使えない機能があるため、配信先が分かると、どの機能に触れていたかが読み手に伝わります。

担当範囲を判断の種類で書き分ける

Next.jsの案件では、画面を作る人と、構成やキャッシュの方針を決める人で、求められる経験が違います。担当欄では、次のどれを担ったかを分けて書きます。

一つのプロジェクトで複数を担った場合は、時期ごとに分けて書くと、任される範囲がどう広がったかが伝わります。

移行と版上げの書き方

版上げやルーターの移行は、Next.jsの経歴の中でも具体的に書きやすい経験です。次の3つを書くと、規模と進め方が伝わります。

  1. 範囲:どの版からどの版へ、どのくらいの画面数や機能を対象にしたか
  2. 進め方:一度に切り替えたのか、画面ごとに段階的に移したのか。止めずに進めるために何をしたか
  3. 対応した変更:書き換えが必要だった点(非同期での値の受け取り、ミドルウェアの名前の変更など)と、自動変換の道具で済んだ点の区別

「Next.js 13から15へ版上げ」と一行で済ませるより、「Pages Routerの画面を、利用の少ない画面から順にApp Routerへ移行。移行中は両方のルーターを併用」のように書くほうが、任された判断の重さが伝わります。

キャッシュと表示速度の改善の書き方

表示速度の改善は、何で測り、何を変え、どう変わったかの順で書くのが基本です。Next.jsでは、変えたことの中身に特徴が出ます。

数値を書く場合は、測り方を添えます。社外に出せない数値は、「表示が始まるまでの時間を指標に改善」のように指標の種類と変化の方向で書きましょう。扱いに迷う場合はスキルシートと守秘義務の記事を参考にしてください。

運用とセキュリティ更新の書き方

Next.jsは、公式がセキュリティ更新を定期的に出しているフレームワークです。保守の案件では、更新を適用してきた経験も評価の材料になります。シートには、次のように誰の判断で、どの頻度で、どう確かめて適用したかを書きます。

運用の経験は、開発の経験に比べて書き漏らしやすい部分です。保守や移行の案件に応募するときは、開発の行と分けて書いておくと、読み手が見つけやすくなります。

プロジェクト欄の記入例(架空)

次は書き方の型を示すための架空の記入例です。実在の案件や人物ではありません。業種や規模はぼかしてあるので、ご自身の経験に置き換えてください。

期間:○年○月〜○年○月(1年程度)
案件概要:会員向けWebサービスの画面開発と構成の見直し
規模・立場:フロントエンドのチーム数名(後半は構成の担当)
構成:Next.js 14→16、Pages RouterからApp Routerへ移行、事前生成とリクエスト時の描画を併用、コンテナで配信
使用技術:TypeScript、React、Tailwind CSS、Vitest、Playwright
担当内容:前半は会員画面の実装。後半はApp Routerへの移行計画を立て、利用の少ない画面から順に移した。データの取得を一つの層にまとめ、権限の確認をそこに集めた
工夫・成果:ブラウザ側に回していた一覧の部品をサーバー側に移し、送るJavaScriptを減らした。更新後に古い表示が残る不具合を、再検証の方法を見直して解消した

この例では、構成の4点、役割の変化(実装から構成の担当へ)、移行の進め方、キャッシュに関する判断が読み取れる形にしてあります。

公開できる成果物の添え方

個人で作ったNext.jsのアプリやリポジトリは、構成の考え方を示す補足になります。READMEに、版、ルーター、描画方式、配信先と、判断した理由を書いておくと、読み手が見るべき場所が分かります。公開しているアプリのURLを載せる場合は、業務で作ったものと混同されないよう「個人開発」と明記しましょう。整え方はポートフォリオやGitHubの記事で解説しています。

よくある質問

サポートが終わった古い版の経験しかありません。どう書けばよいですか?

そのまま正確に書いてかまいません。古い版で動くサービスの保守や、新しい版への移行を扱う案件では、判断材料になります。新しい版を個人のアプリなどで学んでいる場合は、実務と分けて書いておくと、面談での食い違いを防げます。

ReactとNext.jsの経験は分けて書いたほうがよいですか?

スキル一覧では分けて書くのがおすすめです。Next.jsを使わないReactの案件と、Next.jsの案件では、読み手が知りたいことが違います。プロジェクト欄では、Next.jsを使ったものには構成の4点を書き、Reactだけのものと区別できるようにしましょう。

バックエンドの処理も書いていた場合、どこに書けばよいですか?

Server ActionsやAPIの処理を書いていた場合は、担当欄の「データ」の行に書きます。データベースや認証の扱いまで担っていたなら、その範囲も添えます。サーバー側の経験を詳しく書く場合はNode.jsエンジニアのスキルシートの記事も参考になります。

参考にした公的情報・資料

記事の内容は公開日時点の情報にもとづきます。制度や税率は変わることがあるため、手続きの前に必ず各機関の最新情報をご確認ください。

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