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スキルシート・面談

英文のスキルシート(レジュメ)の書き方|構成・表現・日本語版との違い

公開 2026-10-29 監修:株式会社エージェントベスト

英文のスキルシート(レジュメ)は、「Summary」「Skills」「Project Experience」「Education」「Languages」の順に組み立て、案件ごとの役割と行動を、動詞から始まる短い文で書くのが基本です。日本語のスキルシートを一文ずつ訳すより、英語の読み手が慣れた形に組み直す方が伝わります。

英文のスキルシートを求められるのは、外資系企業の案件や、海外のメンバーと働く案件が中心です。この記事では、構成、表現の決まりごと、日本語版との違いを整理します。英語を使う案件で求められる力の考え方は英語を使う案件の記事で扱っています。

英文を求められる場面と、読む人

英文のスキルシートを出す場面は、主に次のようなものです。

読み手は、日本の業界の言い回しや、日本の企業名・制度を知らないことがあります。「SIer」「二次請け」「常駐」のような言葉はそのまま通じにくいため、何をする立場だったかを一般的な言葉で書き直す必要があります。

基本の構成

順番見出しの例書くこと
1Header氏名(提出先の指示に従う)、拠点の地域、稼働開始可能日、働き方
2Summary3〜4行で、職種・経験年数・中心の領域・直近の立場
3Skills言語、フレームワーク、クラウド、ツール、業務知識
4Project Experience新しい順に案件ごと。期間、役割、概要、行動、技術
5Certifications案件に関係する資格
6Education最終学歴(学位・専攻)
7Languages日本語・英語などの使える水準

日本語のスキルシートの構成(スキルシートの書き方の記事)と大きくは変わりません。違うのは、書き方の決まりごとと、書かない情報です。

日本語版との違い

項目日本語のスキルシート英文のスキルシート
年齢・生年月日年代を書くことが多い書かないことが多い
写真貼らないことが多い貼らないことが多い
性別書く形式もある書かないことが多い
文の形「〜を担当」で終わる体言止め主語を省き、動詞の過去形から始める
役割の書き方「リーダー」「メンバー」役割名と、何人のチームのどの立場かを書く
期間の書き方2024年4月〜2025年9月Apr 2024 – Sep 2025

年齢や性別などをどこまで書くかは、提出先の指定がある場合はそれに従います。指定がなければ、業務の判断に関係しない個人情報は書かないのが一般的です。

文は動詞から始める

英文のスキルシートでは、「I」を省き、行動を表す動詞から文を始めます。過去の案件は過去形、参画中の案件は現在形でそろえます。

伝えたいこと使いやすい動詞の例
設計した、作ったDesigned, Developed, Built, Implemented
進めた、まとめたLed, Managed, Coordinated, Facilitated
良くしたImproved, Reduced, Streamlined, Automated
整理した、決めたDefined, Analyzed, Documented, Standardized

同じ動詞が続くと単調になるため、行動の中身に合わせて言い分けます。ただし、言い換えのために実際より大きな動詞を選ぶのは避けます。チームの一員として関わったものを「Led」と書くと、面談で役割を深掘りされたときに説明がつきません。

Project Experienceの記入例

以下は、書き方の型を示すための例です。社名・数字・実績はすべて架空のもので、実在の企業や事例ではありません。ご自身の経験に置き換えて書いてください。

Backend Engineer (Freelance) | Oct 2024 – Jun 2026
Inventory API development for an e-commerce company (team of 5)
- Designed REST APIs for stock reservation and implemented them in Go
- Added load tests to the CI pipeline and fixed slow database queries found by the tests
- Wrote API documentation in English for the overseas front-end team
- Tech: Go, MySQL, Docker, Google Cloud (Cloud Run), GitHub Actions

PMOの場合は、次のような形になります(こちらも架空の例です)。

PMO (Freelance) | Jan 2023 – Mar 2024
ERP rollout to regional offices for a manufacturing company (multiple vendors)
- Built and maintained the cutover plan shared by the business and vendor teams
- Kept a decision log and tracked open decisions with owners and due dates
- Prepared status reports for the steering committee in Japanese and English

社名は業種と規模で書く

日本語版と同じく、顧客の社名は書きません。「a Japanese insurance company」「a global manufacturing company」のように、業種と規模で示します。書いてよい範囲の考え方はスキルシートと守秘義務の記事で整理しています。

「フリーランス」の書き方

会社員時代の経歴と並べるときは、役割名のあとに「(Freelance)」や「Independent Contractor」と添えると、雇用ではなく業務委託で関わったことが伝わります。複数の案件を並行していた期間は、期間が重なっていることが分かるように書きます。

Summaryの書き方

Summaryは、読み手が最初に目にする部分です。3〜4行で、次の順にまとめます。

  1. 職種と経験年数
  2. 中心の領域・技術
  3. 直近の立場と規模
  4. 今回の案件に関係する強み

例(架空):

Backend engineer with 7 years of experience in API development with Go and Java. Worked as a sub-leader in a team of 5 for the past 2 years, covering design, implementation and testing. Experienced in cloud-based development and working with overseas teams in English.

日本語のスキルシートの要約欄と同じく、案件ごとに4行目を入れ替えると、読み手に合わせた形になります。自己PRの考え方は自己PR欄の書き方の記事をご覧ください。

英語力の書き方

Languagesの欄では、英語の水準を正直に書きます。「Business level」のような言葉だけでは、読み手は何ができるのかを判断しにくいため、できる場面で書き添えます。

書き方の例伝わること
English: Professional working proficiency (reading and writing technical documents, daily chat with overseas developers)読み書きが中心
English: Can participate in weekly meetings and report progress会議での報告まで
English: Can facilitate meetings and negotiate requirements会議の進行や交渉まで

試験のスコアを書く場合は、どの試験か、いつ取得したかを添えます。読む・聞く力の試験のスコアで、話す力まで示せるわけではありません。場面ごとの力の考え方は英語を使う案件の記事で解説しています。

体裁とファイルの注意点

ファイル形式と送り方はスキルシートのファイル形式の記事で扱います。

面談に向けた準備

英文のスキルシートを出す案件では、面談の一部が英語で行われることがあります。Summaryと直近の案件を、自分の言葉で英語で説明できるように準備しておくと、書類と話の内容がそろいます。読み上げるのではなく、要点を短い文で話せるように練習します。オンライン面談の準備はオンライン面談の記事をご覧ください。

よくある質問

日本語のスキルシートを翻訳するだけではだめですか?

訳すこと自体はかまいませんが、そのままでは日本の業界特有の言葉や体言止めの書き方が残り、読みにくくなりがちです。構成は英文の形に組み直し、各案件の行動を動詞から始まる文に書き換えると伝わりやすくなります。

英文のスキルシートに希望の報酬を書いてもよいですか?

スキルシートには書かず、条件のすり合わせの場で伝えるのが一般的です。エージェント経由の案件では、希望の金額は担当者に伝え、書類には経歴だけを書きます。

英語に自信がない場合、英文のスキルシートは出さない方がよいですか?

求められているなら、出せる範囲で用意する方が選考は進みます。その代わり、Languagesの欄で、読み書きが中心であることなど、できる場面を正直に書きます。実際の力より高く見せると、参画後に困ることになります。

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