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ECサイト・Shopifyエンジニアのフリーランス面談でよく聞かれる質問と答え方

公開 2026-11-04 監修:株式会社エージェントベスト

ECサイト・Shopifyエンジニアの面談でよく聞かれるのは、どのストアでどの範囲を担ったか、設定や既製のアプリで済ませるか自分で作るかをどう決めたか、連携のずれや仕組みの更新にどう備えたか、セールなど売上が動く場面でどう動いたかの4つです。面談官は、知っている技術の名前より「この人に売上が動いているストアを触らせて大丈夫か」を確かめようとしています。

準備では、模範解答を覚えるより、自分の経験から判断の場面を3〜4つ選び、どの質問にもそこから答えられるようにしておくのが近道です。面談全般の答え方は業務委託の面談でよく聞かれる質問と答え方で解説しているので、この記事ではECとShopifyの面談に固有の質問に絞ります。Shopifyの仕組みの説明は2026年10月時点のShopify.devの内容に基づきます。

ECの面談で面談官が見ていること

面談に出てくるのは、EC事業の責任者、発注元のエンジニアのリーダー、制作会社のディレクターなどです。立場によって関心は少しずつ違いますが、おおむね次の3点を見ています。

  1. 任せられる範囲:テーマ、アプリ、連携、移行のどこを、どこまで一人で担えるか
  2. 壊さない進め方:本番のストアに変更を出すまでの手順と、問題が起きたときの動き方
  3. 事業側との話し方:運用担当や事業責任者に、技術の判断を分かる言葉で伝えられるか

以下の質問は、この3点のどれかを確かめるためのものです。質問の意図が分かれば、答えの中心に何を置くかも決まります。

よく聞かれる質問と答え方の考え方

ここで示す答えの例は、組み立て方を伝えるための架空の例です。ご自身の経験に置き換えて準備してください。

1. 「直近のストアで、あなたが担った範囲を教えてください」

確かめたいのは、任せられる範囲です。ストアの種類(自社ブランド、卸を含むか、海外向けか)、体制の人数、自分の役割を短く伝えたうえで、「設定で済ませたこと」「自分で作ったこと」「運用で対応したこと」を分けて話すと、誇張していない印象になります。

架空の例:「自社ブランドのストアで、テーマの改修と、在庫を倉庫のシステムと合わせる連携の処理を担当しました。決済と配送の設定は運用担当が行い、私は確認に入っていました」

2. 「既製のアプリで済ませるか、自分で作るかを、どう決めましたか」

ECの面談に特有の質問です。何でも作る人は保守の手間を増やし、何でもアプリで済ませる人はストアを重くしがちです。面談官は、選ばなかったほうの理由を聞きたがっています。費用、保守する人、表示速度への影響、運用担当の使いやすさなど、何を比べたかを話しましょう。

3. 「運用担当が編集しやすいテーマにするために、何を工夫しましたか」

Shopify.devのテーマの構成の説明では、運用担当がテーマエディタでセクションやブロックを追加・削除・並べ替えできるとされています。この質問は、その仕組みを使ってどこを運用担当に任せ、どこをコードで固定したかを確かめるものです。設定項目を増やしすぎて困った経験や、逆に減らしすぎて依頼が増えた経験も、話の材料になります。

4. 「外部のシステムとの連携で、データがずれたことはありますか」

連携の経験を聞く質問の中で、最もよく掘り下げられます。Shopify.devのWebhookの説明では、配信は常に保証されるわけではなく、同じ種類の通知の順番も保証されないとされ、署名の検証、重複の除外、定期的な照合が勧められています。答えは次の順番で組み立てると伝わりやすくなります。

ずれが起きたことは減点ではありません。気づく仕組みと戻す手順を持っていたかが見られています。

5. 「APIのバージョンの更新には、どう対応していましたか」

Shopify.devの説明では、APIの新しいバージョンは3か月ごとに出て、それぞれ最低12か月サポートされるとされています。面談官は、更新を「気づいたら動かなくなっていた」で済ませず、定期的な作業として回していたかを知りたいのです。更新の予定の立て方、影響の調べ方、テストの範囲を話せると、長く任せられる人として伝わります。

6. 「セールや発売日の当日に、問題が起きたらどう動きますか」

売上が集中する場面での動き方は、ECの面談でよく聞かれます。経験があれば、事前に変更を止めた時期、当日の監視の分担、起きたことと最初の連絡の相手を順に話します。経験がなければ、直前の変更を控える、連絡の経路を決めておく、戻す手順を用意しておく、など自分ならどう備えるかを具体的に話しましょう。

7. 「Shopify Plusのストアや、チェックアウトまわりの経験はありますか」

チェックアウトや割引の処理は、規模の大きいストアの案件で問われます。経験がない場合は、ないと正直に答えたうえで、近い経験(割引や配送の設定の検討、開発用のストアで試したことなど)を添えます。経験の範囲を広く見せると、技術面の質問で答えに詰まりやすくなります。仕組みの中身はスキルの記事で解説しています。

8. 「なぜフリーランスで、なぜECなのですか」

長く続けられるか、ECの仕事への関心があるかを確かめる質問です。働き方の希望だけでなく、構築・運用・連携・移行のどの種類の仕事で力を出したいかを添えると、案件との合い方が伝わります。種類ごとの働き方は仕事内容の記事で整理しています。

準備は「判断の場面」を3〜4つに絞る

上の質問は数が多く見えますが、答えの材料は共通しています。準備は次の手順で進めると効率的です。

  1. 場面を選ぶ:アプリか自作かの判断、連携のずれ、繁忙期の対応、移行や大きな改修など、性質の違う場面を3〜4つ選ぶ
  2. 場面ごとにメモをつくる:状況、気づいたきっかけ、選択肢、選んだ理由、伝えた相手、結果、学びを書き出す
  3. 時点をそろえる:使ったAPIや仕組みが、いつ時点のものだったかを書き添える
  4. 2分版と5分版をつくる:最初は短く話し、掘り下げられたら詳しく話せるようにする
  5. スキルシートと照らし合わせる:シートの「設定・開発・運用」の書き分けと話の内容が一致しているかを確かめる

スキルシートとの一致は特に大切です。面談官はシートを見ながら質問するため、話とシートがずれると、どちらも信用されにくくなります。シートの書き方はECサイト・Shopifyエンジニアのスキルシートの記事、冒頭の自己紹介の組み立て方は面談の自己紹介の記事で解説しています。

面談の相手によって重心が変わる

面談の相手重く見られやすい点
EC事業の責任者事業側との話し方、繁忙期の動き方、運用担当への引き継ぎ
発注元のエンジニアのリーダーAPIやWebhookの扱い、テストと本番反映の手順、更新への備え
制作会社のディレクターテーマの作り方、デザインとの擦り合わせ、納期の守り方

制作会社を通す案件では、制作会社と発注元の両方と話すことがあります。その場合、制作会社との面談では作り方と進め方、発注元との面談では事業への影響の話に重心を置くと、限られた時間を有効に使えます。

ECの案件ならではの逆質問

逆質問は、印象づくりより参画後のずれを防ぐ確認に使います。ECの案件では、次の点を聞いておくと判断がしやすくなります。

一般的な逆質問の考え方は業務委託の面談で聞いておくべき逆質問にまとめています。逆質問で聞いた内容は、契約前の確認にもそのまま使えます。案件を選ぶときの確認点はECサイト・Shopifyエンジニアの案件の選び方で整理しています。

よくある質問

Shopifyの経験が短いのですが、他のカートの経験は話してよいですか?

話して問題ありません。商品データの設計、決済や配送の設定、外部との連携など、ECの業務として共通する部分は評価の材料になります。そのうえで、Shopifyで試したことと、仕組みの違いをどう理解しているかを添えると伝わりやすくなります。

技術的な質問にその場で答えられなかったら、どうすればよいですか?

知らないことは知らないと答え、どう調べて確かめるかを話すほうが信頼されます。Shopifyは仕様の変更が多いため、公式のドキュメントで最新を確かめる習慣があること自体が評価されることもあります。

コーディングのテストや課題を出されることはありますか?

案件によっては、テーマの小さな改修や、過去に作ったものの説明を求められることがあります。公開できる作品や開発用のストアで作ったものがあると話しやすくなります。見送られやすい理由は面談で見送られる理由の記事で解説しています。

参考にした公的情報・資料

記事の内容は公開日時点の情報にもとづきます。制度や税率は変わることがあるため、手続きの前に必ず各機関の最新情報をご確認ください。

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